気温が高い季節には普通に扱うことができるケーブルも、グッと冷え込んだ真冬にはカチカチに硬くなってしまい取り回しが困難になることがあります。

ケーブルは柔軟性が劣ると扱いにくいもの、寒さによって硬くなってしまうと取り回しに苦労しイライラしてしまうでしょう。一般的なケーブルにはビニール製の被膜が使われており、こちらは通常時なら柔らかく取り回しも容易ですが、気温が下がることで硬くなってしまうものです。

一般的なビニール製の被膜よりも柔らかいタイプもありますが、こちらも寒い季節にはあまり向いていないようです。寒冷地でも取り回しが楽な寒冷地対策ケーブルといえば、被膜がビニール製ではなく天然ゴム製や合成ゴム製、あるいはシリコン製のものがあります。天然ゴム製や合成ゴム製は、耐寒が-18℃とビニール製よりも寒冷地で扱いやすいのが特徴です。さらに耐寒に優れているのがシリコン製ですが、こちらは耐寒が-60℃というだけでなく耐熱も約150℃ですから過酷な環境下でも支障なく使用することができるでしょう。

シリコン製の被膜が施されたケーブルなら、北極やシベリア、アラスカなど極寒の地でも硬くなりにくく、また灼熱の砂漠でも快適に使用することができます。使用する環境に合わせて様々な種類から選ぶことができますが、寒冷地で使用する機会があるのなら気温がそれほど下がらないとしても取り合えず寒冷地仕様のものを選ぶことをお勧めします。

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